私たちの仕分けは、要るもの(現金などの貴重品、現金と等価値な貴金属)、要らないもの(処分するもの、資源となるもの)、買い取るもの、に分けていきます。
引き出しの5円玉
ある現場の引き出しに、5円玉がありました。たかが5円です。
ですが、これが金の指輪だったらどうでしょう。同じような大きさで、1万円ほどになるかもしれません。見落とすかどうかは、5円と1万円の差ではなく、見ているか見ていないかの差です。
これまで整理してきた経験から、貴重品が出なかった現場は数パーセントです。大金、インゴット、喜平ネックレス。いろいろな物が出てきました。
引き出しの中身は、一つずつ出して確認します
工具箱も、中を見ないと分かりません
何の変哲もないメガネ
写真で見れば、ただのメガネです。ですがK18の金フレームでした。知らずに捨てる業者は多いと思います。そもそも、そこまで見ないかもしれません。
これが思い出の大切な品だった場合、「気づかず捨ててしまいました」では話になりません。
何の変哲もないメガネですが、フレームにK18が使われていました
「不要」と分けられた荷物も、もう一度見ます
ご依頼者様のなかには、ある程度ご自分で仕分けをして、捨てるだけの状態にしてくださる方もいらっしゃいます。ありがたいことです。
ですが基本的に、その荷物も再仕分けします。信用していないわけではありません。これまでの経験のなかで、ご依頼者様が「要らない」と判断された荷物から、純金やカードなど明らかな貴重品がたくさん出てきたからです。(あとは、可燃物の中からライターなども。)
お金以外の「大事なもの」も
不要に分別された荷物の中から、戦争資料の写真が出てきたことがあります。太平洋戦争、日露戦争。あと20年もすれば、戦争を経験した方は誰もいなくなります。
金銭的な価値だけではありません。通知表、寄せ書き、部活動の写真、手紙。ご家族にとって残しておきたい品は、たくさん見つかります。
作業の値段は最安値ではないかもしれません。それでも、ご依頼者様お立ち会いのもと、誠心誠意で作業しています。